AIの取り組み
私たちは、AI(人工知能)を活用することにより、持続可能な社会の発展に貢献し、社会に感動を与えることを目指しています。同時に、AI が社会に与える影響について様々な議論が行われていることを認識しています。私たちモリマシナリーは、人権方針に基づき、AIの活用についても人権を尊重し、研究、開発を進めていきます。
AI ツールソムリエの開発
日本のものづくり現場は、少品種大量生産から多品種小量生産への潮流に加え、熟練者の減少といった課題があります。また切削工具の管理においては、必要な工具を迅速かつ確実に段取り替えするために、高度な技能、目利きが必要で、誤った工具選択による品質不良や、まだ使用可能な工具の廃棄(生産コスト増加)が課題となっています。
私たちモリマシナリーは、工具を自動で交換し、段取り替えを省く、マシニングセンター内の工具を自動搬送する工具マガジン(切削工具収納庫)においては、国内トップクラス(約 1 万台以上)の実績をもっており、2018年より、切削工具の摩耗状態を可視化し、適切に管理するシステム「ツールソムリエ」を開発・販売してきました。
そのツールソムリエをベースに、これまで熟練技能者に依存していた工具の欠け・摩耗・寿命を AI で判断し、工場の生産性向上を支援する「AI ツールソムリエ」の研究開発を進めており、さらなる精度向上を行い、2024年度の製品化・事業化を目指しているところです。