事業継続計画への取り組み
基本方針
モリマシナリーでは地震などの災害が発生した場合に、従業員の安全確保と人々の生活に欠かすことの出来ない大切な製品を供給しているといった社会的責任の観点から重要業務を定め、事業の操業レベルが低下した場合でも、重要製品の供給を続けていくための基本方針を定め、計画的に対応力の向上に努めています。
主な取り組み
岡山県は断層型地震の発生確率は低いとは言われていますが、南海トラフ巨大地震や近年の大雨や台風がもたらす河川氾濫などを想定して、当社ではあらかじめ継続すべき重要業務を選定し、それぞれの事業においてBCPを策定しています。
大規模地震への対応
モリマシナリーでは、南海トラフ巨大地震など大規模地震の発生を優先対応リスクの一つと位置付け、BCPの整備、見直しを継続的に行っています。
大規模地震発生時にあたっては、従業員やその家族の人命確保を最優先とし、被害の拡大防止と二次被害の発生防止に努め、また重要製品の供給継続と早期復旧を図ることで、社会的供給責任、地域経済の活力、社会からの要望に応えることなどを基本方針としています。その対策として地震発生に備え、必要な物資の備蓄、工場など建屋の耐震改修などを行い、事業継続計画の高度化を計画的に進めています。
水害(洪水など)への対応
晴れの国と言われ、比較的に災害が少ないと言われる岡山県でも2018年7月の西日本豪雨では甚大な被害がもたらされました。近年は大雨や台風がもたらす河川氾濫などによる被害が全国的にも甚大化している現状を踏まえ、当社は水害を優先対応リスクの一つと位置付けています。
赤磐市にある本社工場は、河川氾濫は浸水想定外区域、土砂災害は危険区域外となっていますが、その他の水害が想定される工場などの施設においては浸水想定などに応じた対応策を順次進めています。
必要物資の備蓄
当社では大規模地震の発生などに伴う甚大な災害に備え、従業員と来訪者の安全確保を最優先に水や食料、生活用品などの必要な物資を備蓄し、各拠点に確保をしています。今後も必要に応じ、備蓄の充実を進めていく方針です。
事業継続マネジメント(BCM)の取り組み
策定したBCP対策については随時その実効性について見直しを行い、PDCAサイクルを活用して、災害発生に備えた対応力の向上に努めています。
主な取り組み 連絡態勢の構築
災害発生時に可能な限り早く、適切に従業員の安否を確認し、災害に対して適切に対応を進めていくために、就業時間外でも利用可能なSNSを活用した連絡態勢を整備しています。災害発生時に関係者間で早期に情報収集を行い、可能な限り正確に、また迅速に関係者間で連絡を取り合うことにより事業継続に向けて速やかな対応が出来るような態勢の強化に取り組んでいます。