循環型社会、GXへの取り組み
私たちは、2008年より岡山県の森林資源の有効活用を目指し、「おかやまグリーンバイオ・プロジェクト」による産学官の連携でセルロースナノファイバーの開発をスタートしました。
2012年にはセルロースナノファイバーの製品化を実現、2023年には岡山大学と共同で、リグノセルロースナノファイバーの新機能の特許出願申請を行いました。
循環型社会、GX(グリーントランスフォーメーション)社会の実現に向け、私たちモリマシナリーは、循環型資源の木材を原料としたセルロースナノファイバー、リグノセルロースナノファイバーの研究、開発をこれからも進め、オンリーワンの技術により環境への貢献に取り組みます。
セルロースナノファイバー
セルロースナノファイバーは、鉄の1/5の軽さで5倍の強さを持っており、ガラスの1/50の低熱膨張という特性があります。これらの特性から、新たな補強用繊維、フィルター繊維、増粘調整剤等に利用出来るとして注目を浴びています。
リグノセルロースナノファイバー
岡山県の真庭産ヒノキを原料とし、木の成分がそのまま含まれているためリグニンを含有します。
リグニンは疎水性があるのでプラスチック等となじみが良く、紫外線の透過抑制効果(特許出願内容)もあります。プラスチックに分散することにより紫外線劣化を抑制し、使用量の低減、マイクロプラスチック化の抑制が可能です。